曽我村長、もうやめましょうよ

未だに無防備都市(地域)宣言に取り憑かれている御仁がいる事自体に驚くわけだが、それでも放置は出来ないのでとりあえずここにも書いておく。

この曽我村長が無防備都市宣言を根本的に勘違いしているという事は議論を待たない。
厄介というかこの手の信奉者のテンプレート通りというか、序盤では安易にジュネーブ条約を最初に持ち出している。おそらく、自説に箔をつけるために推進者の弁を安易に信じてしまったのだろう。

 無防備都市宣言とは、ジュネーブ条約に基づくもので、特定の都市、地域を無防備地域であると宣言することである。この地域を攻撃することは国際法で禁止される。
 この宣言を地方自治体として行ってはどうか、という着想だ。

平時に自治体が宣言する事自体がジュネーブ条約違反である事を指摘されると、案の定、このような言い訳に逃げてしまっている。

私の主眼は、無防備都市宣言が、現在の日本と世界のおかしな状況を変えていくための道具になるのではないか、という点にある。戦時下での無防備都市宣言の実効性よりも、無防備都市宣言が今のこの状況に対して発揮できそうな効果に期待している。

ジュネーブ条約を無視するような連中の主張を聞き入れるような奇特な人が果たしてどれほどいるのか。考えるまでもない。
大前提となるルールを軽視し、「効果がきっとあるから別にいいじゃないか」などという理屈は子供のそれだ。仮にも自治体の首長が軽々しく言えるようなものではない。