マスコミ人の映画「靖国」のあの反応の理由を考察してみる
これによると、例の記者会見にはこれだけのメンツがそろっていたらしい。
- 石坂啓(漫画家)
- 魚住昭(ジャーナリスト)
- 是枝裕和(映画監督)
- 斎藤貴男(ジャーナリスト)
- 坂本衛(ジャーナリスト)
- 篠田博之(「創」編集長)
- 鈴木邦男(作家)
- 田原総一朗(ジャーナリスト)
- 豊田直巳(「日本ビジュアル・ジャーナリスト協会」共同代表)
- 野中章弘(ジャーナリスト)
- 服部孝章(立教大教授)
- 原寿雄(ジャーナリスト)
- 広河隆一(「DAYS JAPAN」編集長)
- 森達也(映画監督)
思うにこのメンツってのは、自分自身が取材対象にならないタイプ、もしくは意に沿わない取材内容に対して、何らかの実効的なアクションを取れるポジションに居るタイプのいずれかなんだろうな、という感じ。
いずれの場合にせよ、カネも時間も無く、訴訟のノウハウも無い「一般市民」があの映画の刀匠のような扱いを受けた場合のダメージを想像出来ないんじゃないかな。
彼らの場合、あの刀匠みたいな仕打ちを受けても速攻で訴訟起こせるし、それをネタに仕事出来るような立場の人達ばかりだもんな。
しかし市民ニュースってのは、そういう仕打ちを受けるかも知れない立場の人間(俺も含む)が書いてる記事なんだよね。だから「ドキュメンタリーってのはこういうあくどいやり方が当たり前なのか」と世間に認識されるのはマズいだろ、関係者に近い連中はその辺フォローしてやれよ、という記事を書いたつもりだったんだけれども、他の論点が多すぎてなかなか絞り込めんね。難しい。
そういえば、斎藤貴男で思い出したが、こないだのシンポジウムで青木直人にボコボコにされてたっけか。
あんだけ軍拡しまくって、空母は作るわ戦闘機は増やすわやってるのに、それがいつ暴発するかも知れないという可能性を最初から完全にゼロと決めつけてるあたり、相変わらずだな、と。
5/19追記
まあしかし、OMNにはびこってる奇妙な言説の、相当な部分はこの男がネタ元なんだろうな。逆に言えば、この男の主張以上の「何か」を引っ張り出す事が出来ない、と。