via:オーマイニュースはなぜ失敗したか(上)

オーマイニュースはなぜ失敗したか(上)
http://it.nikkei.co.jp/internet/news/index.aspx?n=MMIT11000029082008&landing=Next

記者の立場で分析させてもらうならば、記事を通して展開される議論の深化や淘汰が全く機能しなかったというのも要因としてあるような気がする。
時間が無いので後で追記。

追記 不満だった点

記事/記者ごとの評価が第三者から体系的に見えない構造だったというのが記者の立場からしてみれば非常に不満だった。中国のプロパガンダみたいな記事ばかりを連発したり、それなりに具体的事例や論拠を並べた半島批判を「感情的になるな」と見当違いの方向から論評してみせるような記事と自分の記事が同列にしか扱われないフラストレーションを常に感じていた。
ちなみに、最初に載った通常記事はこれなんだが、見るからに独創性も素っ気もない平凡なこの記事でさえ、記事を打ち始めてから投稿ボタンを押すまでに約三日かけてるわけだ。コメント欄が賑わったこの記事なんて二週間くらいかかったよ。
人が時間の合間を見つけてそれだけのエネルギーを費やしたのに、あんな記事やこんな記事(URLは省略(笑))と同列か、表示部分で劣る位置にしか掲載されない。掲載頻度なんて最初から圧倒されっぱなし。「やってられるかバーカ!」と記者が去るのも当然だ。たとえ掲載数では負けても、質ではこっちが勝ってるもんね!という部分が可視化されていれば、少しはモチベーション維持も容易だったのかも知れないんだけどね。要するに「○○記者は粗製濫造タイプ」「××記者は記事数少ないけど、出す記事はどれも高評価なものばかり」みたいなランキングシステムが欲しかった。そして読者がそのランキングを頼って記事を読む、というスタイルが早い時期に定着出来ていれば、OMNの寿命ももう少し延びていたんじゃないかな。

追記2 冒頭の「議論の深化」について具体的に

後日追記予定。